
1979年、群馬県前橋市出身。
日本大学芸術学部デザイン学科在学中の2000年から太田作品に参加。以降現在に至るまで、主に土台・建物等を手懸ける。
愛車は幼少から憧れ続けた1985年式・トヨタセリカXX2000GT(深紅)、貰いモノの1985年式・トヨタパブリカピックアップ(黄)、そして、自転車のGIANT CS3200(黒)。
大学時代、輸入車好きの友人から手渡された一冊の雑誌「カーグラフィック」。目に飛び込んできたのは、折り込みページに掲載された実写とも絵画とも、ましてやコラージュとも版画とも違う「アート」。
全てが紙で作られているとはにわかに信じられず、その作品に魅了されていた僕に、ある日また別の車好きの先輩からプレゼントされたのが、2000年版カーグラフィック・カレンダーと一枚の名刺。聞けば、豊島園で開かれたカーグラフィックのイベントでその「アート」の作者と話すことが出来、僕の事も話して名刺を貰ってきてくれたとの事。
そして意外にもその「アーティスト」は僕の大学の卒業生であり、運命の悪戯か、ゼミの担当先生の同期と判明。
ついでに名前も読みが一緒と来れば、「これは自分の作品を観てもらおう!」とゼミの先生にアポイントを取ってもらい、その「アーティスト」を訪ねたのが2000年。
以来制作を手伝うようになると、その「アーティスト」は僕にとっての「ボス」となり、カーグラ締め切り前日に入院したり、TVチャンピオン決勝収録前日にバッサリ指を切って包帯グルグルで出演したり、渋谷で車の鍵をインキーしてしまい、仕事場から合鍵を届けに行ったり・・・。
そんな「ボス」は、「手を抜くな」と言ったり、ダメ出しなどもほとんどしない。しかし、強く印象に残ったのは、
「どんな作品も自分の部屋に飾りたくなるモノ、手放したくなくなるモノに仕上げる」という言葉。
それを証に「ボス」は締め切り直前であっても一切妥協ナシ。年々登場人物が増えて行くのも、湧き出る制作意欲にストイックに向き合うからこその結果であり、プロの作家としてのプライドの表れ。
そんな「ボス」の背中を追い掛け、時には足を引っ張りながらも、「人・車・ワンちゃん」の織り成す新たな舞台を完成させて行くのです。
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